東北大学 大学院情報科学研究科

准教授 窪  俊一 Assoc. Prof. S. Kubo
准教授 森田 直子 Assoc. Prof. N. Morita

メディア記号論
研究室番号:C15
Media and Semiotics

English version

研究室のウェブサイトはこちらから
  本講座の研究目的は,様々な記号論的手法を応用することによって,あらゆる種類のメディア・コンテンツを分析解明することにある。研究対象としては,マスメディア(新聞・雑誌・ラジオ・テレビ)/テクノメディア(写真・映画・ビデオ・デジタル通信網)/芸術メディア(音楽・舞踊・演劇・文学・建築・ ヴィジュアルアート)/生活メディア(祭り・イヴェント・行事・広場・町並み・交通網・娯楽文化施設)等の様々なコンテンツが考えられる。これらのメディア・コンテンツを,記号論に基づく調査・分析,あるいは社会学的歴史分析などの手法を用いて考察する。
本講座の研究スタッフおよび学生の研究領域は以下のようなものである。

〈ポップ=メディア論〉
ポップアート、大衆文学、パロディ、政治的カリカチュア、コミックス(マンガ)、アニメ,TV ゲーム、広告等の大衆文化のうちに見られる文化的な記号やシンボルが持つ表現機能並びにその歴史社会的なコンテクストを分析考察する。

〈クロス=メディア論〉
文学やコミックスなどさまざまな物語メディアを対象として、物語が空間と時間に秩序を与えるメカニズムや、表象の様式としての「テクスト」と「図像」の相関性・補完性について理論的・実証的に分析考察する。

〈学生の研究内容〉
映画研究、マンガ研究、演劇研究、音楽理論研究、ナラトロジー研究etc

img1
 1896年10月25日「ニューヨーク・ジャーナル」紙の日曜版に掲載された、R.F.アウトコールト(1863-1928)による『イエロー・キッドと新型蓄音機』。エジソンのもとで働いた経験もあるアウトコールトは、フキダシを文字情報としてでなく音声図像として用いており、後生のマンガにおけるフキダシ技法の基礎を作った。

footer