東北大学情報科学研究科とタマサート大学シリントーン国際工学部（SIIT）との間の国際学術交流
協定が１月21日、タマサート大学ランシットキャンパスで、佐々木情報科学研究科長とサワッド・タン
タラターナ工学部長との共同サインにより、締結されました。現地には佐々木研究科長の他に、稲村
研究科長補佐、佐藤事務長、阿部教務係長が同行しました。
タマサート大学は1933年、Thammasat Lae Karn Muang（逐語訳：The University
of Moral Science
and Politics）として創立されました。現在、大学は14の学部と4つの研究所から構成されています。
1989年神戸で実施された第9回日本−タイ合同貿易経済会議で、日本経団連とタイ産業連盟
（Federation of Thai Industries：FTI）は、タイの工業発展促進のためには、優秀な教員による英語で
実施される講義や実験の工学教育実施の必要性を確認し、1992年日本経団連とFTIの資金により
タマサート大学に工学の学部プログラムが始まり、それが発展してRangsit Center（キャンパス）に
校舎が新築され、1996年シリントーン（タイの王女の名）国際工学部と命名されました。
SIITは下記の７つのschoolより構成されています。
School of Bio-chemical Engineering and Technology (BCET)
School of Civil Engineering and Technology (CET)
School of Communications, Instrumentations and Control (CIC)
School of Information and Computer Technology (ICT)
School of Management Technology (MT)
School of Manufacturing Systems and Mechanical Engineering (MSME)
School of Common and Graduate Studies (CGS)
SIITは、多くのアジア、オーストラリア、ヨーロッパ、そして北米の大学と教員や学生の交換プログラム
を実施してきており、教員の海外の大学との共同研究プロジェクトのみならず、学生が海外の協定校
で工学教育を受ける機会も提供しています。
本協定が科学技術の進展、両大学の発展、および両国の親善に寄与することを望むものです。 |
