東北大学 大学院情報科学研究科

張山 昌論 准教授が全学教育貢献賞を受賞

 この度大変栄誉ある賞をいただくことが出来ました。このような賞をいただくことが出来ましたのは、情報基礎に携わる他の教職員の方々,ティーチングアシスタントの大学院生達,私の授業を聞いてくれた受講生諸君のお陰であり,これらの方々に深く感謝いたします。 張山准教授
張山 昌論 准教授

 私の担当した情報基礎A/Bは,内容が,文書作成法,図形描画ツールに使用法からプログラミング
言語と多岐にわたっており,1セメスターですべての事柄を詳細に教えるというのは難しい科目です.
また,大学に入って最初のセメスターに行われる授業であり,まだコンピュータを本格的に使った経験
がない学生が多い状況での授業になります.さらに,100人を超える大人数での授業であり,個々の
学生のレベルに応じたきめ細やかな工夫がしにくい状況にあります.

このような状況で理解度をあげるために授業においてまず心がけていることは,
 「本質的な内容に絞る」
ということです.例えば,プログラミングにおいては,誤解を恐れず言えば,特定のプログラム言語を
覚えることが重要なのではなく,アルゴリズムを考えることが重要であると思います.そこで,アルゴ
リズムの基本構造を説明し,その組み合わせで全体のアルゴリズムが構成されるということを重点的
に教えます.それが理解できれば,どのようなプログラム言語を使ったとしてもプログラムを組むことが
できます.

次に心がけていることは,
  「学生のモチベーションを高める」
ということです.図形描画を例にとりますと,学生にとっては単に図形を書かかせても何のために図形を
書いているかというモチベーションがわかないと思います.そこで,プレゼンテーション資料の作成方法
を目的とし,その中の一つの要素として図形描画を取り上げることにより,興味をもって取り組んでもらえ
るようになったと感じています.

今後もこの賞にはじないよう,質の高い授業を提供できるように努力いたします.
今後ともご指導のほどよろしくお願い致します.
表彰式の様子
全学教育貢献賞表彰式の様子
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