東北大学 大学院情報科学研究科

昆陽 雅司 助教が
第7回船井情報科学奨励賞を受賞

 船井情報科学奨励賞とは、情報技術に関する研究の向上発展に寄与する
ことを目的とし、情報技術に関する研究について顕著な功績のあった者を
褒賞するものです。

業績概要
 今回受賞の対象になった業績は、「触覚情報の呈示手法およびその応用技術に関する研究」です。ヒトの触覚受容器の周波数応答特性を利用して、振動刺激によって任意の触覚受容器の活動を選択的に制御する方法とその応用を提案しました.応用技術として,布の手触りのような触感を振動刺激により合成・呈示する技術、ヒトが未知の物体を把持する際の無意識的な力調整反射を誘発することにより遠隔把持操作において物体の滑りやすさを伝える技術、触覚センサで取得した触覚情報を触覚呈示装置を介してリアルタイムに遠隔伝達する技術を開発しました.
昆陽助教
   昆陽 雅司 助教
      
関連論文
[1] 昆陽雅司,田所諭,高森 年,小黒啓介,徳田献一,高分子ゲルアクチュエータ を用いた布の手触り
  感覚を呈示する触感ディスプレイ,日本バーチャルリアリティ学会論文誌,
  Vol. 6, No. 4, pp. 323-328, 2001 (日本バーチャルリアリティ学会論文賞受賞)
[2]昆陽雅司,中本雅崇,前野隆司,田所諭,ICPFアクチュエータを用いたヒト指腹部への分布振動刺激
  に基づく把持力調整反射の誘発,日本バーチャルリアリティ 学会論文誌11巻1号,
  pp. 3-10, 2006 (日本バーチャルリアリティ学会論文賞受賞)
[3] S. Okamoto, M. Konyo, T. Maeno, S. Tadokoro, Roughness Feeling Telepresence System with
  Communication Time-Delay, Proc. The Second Joint EuroHaptics Conference and Symposium
  on Haptic Interface for Virtual Environment and Teleoperator Systems (World Haptics 2007),
  pp. 595-596, 2007 (Best Poster Award受賞)
(財)船井情報科学振興財団

田所・昆陽・大野・竹内研究室
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