社会のグローバル化が進む今,情報科学研究科においては国際的にもトップレベルの研究および教育を推進することが望まれている。本研究科では,研究科発足時の1993年以来,情報科学における指導的人材の育成および輩出を行ってきた。今後の更なる発展のためには,国際的に活躍できる優秀な人材をいかに獲得し,育成するかが重要となるが,この人材獲得に本研究科が大きな優位性を保つことが求められる。2010年4月に発足した国際交流推進室では,世界に広く門戸を開き,国際的人材を輩出する大学院研究科の活動に貢献することを目指して,国際化及び国際交流に関わる種々の支援を行うことを目的としている。以下は主要な支援内容例である。
1.研究および教育の国際化
世界トップレベルの研究を推進するうえで重要となるのは,教員および学生が国際的歩調に遅れることなく研究を迅速に進められる環境作りを積極的に支援することである。日常的となった海外研究者との情報交換を迅速に行うために,海外研究者の中長期滞在を積極的に支援し,研究の国際化を推進する。また,学生の派遣留学および海外学生の受入を積極的に支援し,教育の国際化を目指す。
2.留学生の生活支援
優秀な人材を世界中から集めるためには,世界に広く門戸を開き,異文化の壁を越えることを厭わない留学生を積極的に受け入れることが重要な要素となる。受け入れの際には,日本の社会事情を十分考慮し,大学外の日常生活でも留学生が不便を感じず快適に過ごせるよう,チューターと緊密に連絡を取りつつ,留学生が安定した生活基盤を作れるよう支援する。
3.広報活動の充実化
世界をリードする大学を目指すうえで,英語による広報活動の重要性は日々高まっている。速報性を重視して研究成果の発信を行うと共に,留学を希望する学生に大学生活に関する情報を随時英語で積極的に提供する。
|