東北大学 大学院情報科学研究科

教 授 山本  悟 Prof. S. Yamamoto
准教授 佐野 健太郎 Assoc. Prof. K. Sano
助 教 古澤 卓 Assis. Prof. T. Furusawa

計算数理科学
研究室番号:A06
Mathematical Modeling and
Computation

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  当研究室では,自然科学の現象から構築された数理モデルを、スーパーコンピュータやPCクラスタにより数値計算してその現象を仮想的に再現する計算数理科学を研究している。特に、高効率で高信頼なものづくりへの応用を目指して、数値流体力学(CFD)に基づき複雑物理を伴う熱流動を計算するマルチフィジックスCFDの計算手法を研究開発している。具体的には、ガスタービンや蒸気タービンを丸ごとスーパーコンピュータにより計算する「数値タービン」や相変化を伴う任意物質の気・液・固体を数値計算することができる「超臨界流体シミュレータ(SFS)」などの産学共同研究を推進している。

  また,数値計算手法の高度化に伴い低電力かつ高性能な計算機システムが益々重要となっている一方で,マイクロプロセッサから成る汎用の大型計算機ではピーク性能の一部しか実性能が得られないというその非効率さが問題となっている.これに対し、回路再構成デバイスFPGAを用いた専用計算機に関する研究も行っている。特に、個々のアルゴリズムに特化した計算回路およびメモリシステムを設計し、これを専用のアクセラレータドメインネットワーク(ADN)により接続された密結合FPGAクラスタ上に実装することにより、低電力でかつ性能のスケーラビリティの高い、効率の良い計算機システムの実現を目指している。

  詳細は、研究室ホームページ(http://www.caero.mech.tohoku.ac.jp)をご覧下さい。

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図1. 数値タービンによる実機タービン内部流動のシミュレーション

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図2. 28nm世代FPGAと10Gイーサスイッチによる密結合FPGAクラスタ

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