東北大学 大学院情報科学研究科

教 授 菅沼 拓夫 Prof. T. Suganuma
准教授 阿部  亨 Assoc. Prof. T. Abe

情報通信ソフトウェア学
研究室番号:D07
Applied Intelligence Software

English version

研究室のウェブサイトはこちらから
  現在の情報通信システムは,各種センサ,センサネットワーク,小型携帯端末などを含めた多種多様な要素によって構成された大規模で複雑なシステムとなっている.こうした情報通信システムを人々が日常生活の中で効果的に活用できるようにするためには,利用者中心設計の考え方を越えた新しい設計パラダイムに基づくシステム構成論が必要である.本研究室では,人・社会・環境を構成する多様な主体が高度に相互連携する新たなコミュニケーション環境の実現を目指した研究開発を進めている.

  具体的には,情報通信システムを構成する多様なコンピュータ,デバイス,ネットワーク,ソフトウェア等の有効活用を図るため,各構成要素をエージェントとして構造化することで各々に能動性を与え,それらの自律的な協調・連携により人間・システム双方にやさしいサービスを提供する「人間調和型情報通信基盤」について研究を行っている.特に,サイバー・フィジカル融合システムのための設計開発方法論とネットワークミドルウェア,見守り支援システムへの応用,グリーン指向ICT,現実空間と仮想空間の感覚的融合技術,災害に強い情報通信システム,マルチメディア情報資源の高度な活用を図る知的処理技術等に関する研究を進めている.

img1
図1. 現実空間と仮想空間の統合型ユーザインタフェース: Symbio-Mirror

img2
図2. 多眼ステレオを用いた並列3Dシーン再構成手法

footer