東北大学 大学院情報科学研究科

教 授 岩崎 祥一 Prof. S. Iwasaki

認知情報学
研究室番号:D06
Cognitive Psychology

English version

研究室のウェブサイトはこちらから
  本分野では、人の認知過程を解明する目的で心理学的手法を用いた研究を行っている。内容としては、1.能動的注意制御の機構、2.注意に関わる個人差とヒューマンエラーの関係、3.感情と認知の相互作用などからなる。
  具体的な研究内容としては、

 1) 注意による能動的な制御の作用として、課題無関連な刺激の処理が抑制される。この注意集中に伴う抑制機能の時間的変動を解明する実験を行っている。

 2) 認知心理学的研究の実際的応用として、嘘発見やうっかりミスに関わる個人差要因の特定などについての研究を行っている。後者に関しては、うっかりミスを犯しやすい傾向を測定する質問紙を用いて様々な個人特性との関連を分析している。

 3) 感情と認知の相互作用に関しては、情動刺激による注意制御及び情動喚起と注意制御の相互作用について検討している。

img1
図1. 注意による対光反射の抑制。情動画像を含むフラッシュに注意を向ける(オレンジ)と、縮瞳が抑制される。

img2
図2. 国民性(国ごとの性格特性の違い)と交通事故死の関係

footer