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佐藤義永さん（情報基礎科学専攻 博士課程前期２年の課程）が
次世代スーパーコンピューティング・シンポジウム2008
「The Poster Award 特別賞」 を受賞しました
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■受賞の対象になった業績
佐藤義永*，撫佐昭裕，江川隆輔，滝沢寛之，岡部公起，小林広明，“ベクトルプロセッサ用キャッシュメモリにおけるMSHR の性能評価，” 次世代コンピューティング・シンポジウム2008資料集，pages 57-58，2008
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■概要
ベクトルコンピュータにおける演算性能(Gflop/s)あたりのメモリバンド幅(GB/s)が低下しており，その影響で実行効率が低下する恐れがある．そこで我々はベクトルプロセッサ向けのキャッシュメモリ機構（ベクトルキャッシュ）を提案している．本報告では，姫野ベンチマークによる性能評価を通じ，
Miss Status Handling Register (MSHR)をベクトルキャッシュ内部に備えることで，キャッシュミスが起きた場合の冗長なベクトルロード時間を削減し，実行効率が向上することを明らかにする．MSHR
の有効性を検証した結果，ベクトルキャッシュがない場合と比較して最大で94%の実行効率の向上を達成できることを示した．
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