東北大学 大学院情報科学研究科

第4回仙台ワークショップ「自由確率とランダム行列」
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 最近20年、従来の伝統的な確率論に非可換(=量子)的な視点が付加され、大きな質的変化が起こっており、今後、情報科学などへの応用に波及するものと考えられる。特に、自由確率論や量子確率論において本研究科は全国的にも中心的な役割を果たしてきた。これまでに、3回の関連するワークショップを開催し、研究科のジャーナルの特集号(2004年)としてプロシーディングスを発刊した。今回は、自由確率論を中心に伝統的な話題を取り上げるとともに、自由確率論との深い関連性から新しい観点が浮上しているランダム行列論とその周辺を重点テーマとし、最新の研究成果について18個の講演と活発な討議を行った。国内の専門家に加えて、現在実施中の日本学術振興会二国間(日本-ハンガリー)共同研究「自由確率論とランダム行列」(代表:日合文雄、Denes Petz)と同(日韓)共同研究「確率解析における非可換的様相」(代表:尾畑伸明、Un Cig Ji)を関連させることで、海外から多数の参加を得た。

シンポジウムの様子

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