日 時: 平成24年9月25日(火) 17時〜 場 所: 情報科学研究科棟2階 大講義室 話 題: 触覚呈示による運動サポート 〜触覚の隠された機能を求めて〜 話題提供者: 昆陽 雅司 准教授 (応用情報科学専攻 応用情報技術論講座 人間−ロボット情報学分野) 概 要: 昆陽氏は、まず人間の触覚とその役割について、タッチパネルなどの直観的インターフェースの例などをまじえ、触覚受容と運動生成のプロセスの観点からわかりやすく説明されました。また、振動刺激に基づく疑似力感呈示によって生ずる摩擦感や粘性感などの実験や、画像上のルービックキューブの回転の疑似摩擦感や情報の重さの粘性による呈示などの疑似力感インターフェースの実験について紹介されました。さらに、皮膚感覚と深部感覚を組み合わせた歩行サポート技術の可能性についても述べられました。 内容が専門的であったにもかかわらず大変わかりやすく興味深い講演であったため、質疑応答も活発で大変盛況のうちに終了しました。