第41回情報科学談話会
■研究室の学生諸君等、お誘いあわせのうえ、ぜひご出席ください■
■談話会ポスター(宣伝用に使用してください)(pdf)■
日 時: 平成23年2月3日(木) 午後5時00分より
場 所: 情報科学研究科棟2階・大講義室
話 題: アルキメデスからペレルマンまで
話題提供者: 藤原 耕二 教授
(情報基礎科学専攻 情報基礎数理学講座 情報基礎数理学W分野)
数学の研究について専門外の人に説明するのは難しい。そもそも、数学の研究
が現在も継続中であることを理解してもらうことすら容易ではない。もちろん、
最近では暗号理論や金融工学などの高度な数学が直接、他分野に顕著な応用を見
出したケースはある。また、将来、生命科学の分野に顕著な貢献をする可能性は
ある。
しかし、私自身の専門は幾何学で、しかも基礎理論的な研究をしている。とい
うことで、談話会では自分の研究についてではなく、幾何学研究のマイルストー
ンのいくつかについて紹介したい。たとえば、アルキメデスの求積法や、最近話
題になったポアンカレ予想の解決の話しをしたい。お話だけでも物足りないの
で、モース理論という汎用性のある道具についても説明できたらと思う。
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