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「第37回情報科学談話会」開催のご案内
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日 時: | 平成21年12月17日(木) 午後5:00より | |
場 所: | 情報科学研究科棟2階・大講義室 | |
話題提供者: | 河野 達仁 准教授 (人間社会情報科学専攻 社会経済情報学講座 都市社会経済システム分析分野) |
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話 題: | プロジェクト評価法の一般化から都市計画に関する科学 | |
概 要: | 我が国の省庁で通常採用されているプロジェクト評価法は,プロジェクトが行われる市場の需要と供給のみから便益を計測する方法である.この方法が正しいのは,他の市場に外部性がない場合に限られる.この方法を一般化したプロジェクト評価法は,Harberger(1971)によって提案されており,他の市場における価格のゆがみに需要量の変化を乗じたものをすべて足し合わせる方法である. 本講演では,この一般化したプロジェクト評価法の考え方が都市計画の最適化にも有効であることを示す.都市人口の増加は交通混雑や環境悪化等の外部不経済を生む.外部不経済は市場均衡では適正化されないため,都市計画が必要である.これらの外部性は,Harberger(1971)における価格のゆがみに対応する.そのため,Harberger(1971)に基づいて都市計画の最適化手法を整理することができる. 本講演では,都市計画手法として具体的に容積率規制および市街化区域設定をとりあげて,その最適計画を検討する.その結果,通常利用されない「最低」容積率規制(通常は「最高」のみ)の必要性およびそれを課すべき地域を示す. |