日 時: 平成19年1月25日(木) 午後5時30分〜7時 場 所: 情報科学研究科棟2階 大講義室 参 加 者: 約30名 話 題: 「ソフトウェアの形式的検証の現状と今後の課題」 話題提供者: 小林 直樹 教授 (情報基礎科学専攻 ソフトウェア基礎科学分野) 概 要: 小林教授は、我々が日常使っていて時々バグのために思うように動かない ソフトウェアとは異なり、絶対の信頼性が要求されるソフトウェアはテスト実行 ではなく数学的な検証が必要であると力説されました。特に最近ソフトウェアの 不具合が人命にかかわる事故に結びついたり、金融システムに障害を与えたり した事例を挙げ、論理的な検証法の重要性を説きました。研究成果を実用化し やすくするために乗り越えなければならない課題を多く挙げ、研究科の構成員に とって 様々な面から問いかけを促すものとなりました。