東北大学 大学院情報科学研究科


第23回情報科学談話会line


日     時: 平成18年12月7日(木) 午後5時30分〜午後7時30分

場     所: 情報科学研究科棟2階 大講義室

参  加  者: 約30名

話     題: インタビューの社会学

話題提供者: 徳川 直人 助教授 (人間社会情報科学専攻 社会構造変動論分野)

概     要: 徳川助教授は、従来のインタビューはデータ収集の一方法であり、インタビュアー
         の主観を廃する形で行われるのが理想であるとされてきたが、近年の動向は、イン
         タビュアーの主観も踏まえつつ、インタビューの受け手とのより良い関係を構築して
         受け手の答えからデータのみならずその奥に潜む真実を見つけ出すことが重要であ
         るとする考え方が台頭していること、インタビューとはそれ自体が人間社会の縮図で
         あるという側面があり、その側面から独自のインタビューへの観点を形成することが
         自分の研究課題であることなどが話されました。
         徳川助教授は実際に、地方の農村地帯に赴きフィールドワークやインタビューを行っ
         た経験をお持ちであることから、講演は実際のエピソードも多く盛り込まれた興味深
         いものであり、終了後の質疑応答も、教員・学生を問わず多くの質問が出され、活発
         なものとなりました。


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■話題提供者 徳川 直人 助教授   ■聴衆1
徳川直人助教授 聴衆1
■話題提供者紹介 小林 一穂 教授   ■聴衆2 質問中
話題提供者紹介小林一穂教授 聴衆2

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