日 時: 平成17年10月13日(火) 午後5時30分〜午後7時30分頃 場 所: 情報科学研究科棟2階 大講義室 参 加 者: 約50名 話 題: レスキューロボットの現状と将来 話題提供者: 田所 諭 教授 (応用情報科学専攻 人間−ロボット情報学分野) 概 要: 我が国では頻繁に地震災害が発生し、宮城県沖では30年以内に99%の確率で M7.5の規模の地震が発生すると予測されている。そのための一つの対策として、 レスキューロボットの研究開発が精力的に行われている。本講演では、阪神淡路 大震災以降開始された同分野における主立った研究開発や実用化へ向けての 試みの概要が説明されました。講演者が責任者となって進めつつある文部科学省 大都市大震災軽減化特別プロジェクトレスキューロボット等次世代防災基盤の 開発は、2002年度から5年間の計画となっており、現在は次の4つのミッション ユニットにより研究が進められている。 1)上空からの災害情報収集(インテリジェントヘリコプター、バルーンなど) 2)瓦礫内での要救助者情報収集(ヘビ型ロボットなど) 3)地下街など大空間が残された現場での要救助者情報収集 (クローラ型ロボット、ジャンプ型ロボットなど) 4)広域情報収集のための社会インフラ(RFIDタグ、マイクロサーバなど)。 本講演では、これらの研究開発の最新成果についてムービー等を交えながら 紹介されました。