第41回統計科学セミナー(2026年3月23日開催)「密度関数の連続性に対する有限標本検定」のご案内

講演概要:

社会科学のデータでは、閾値の存在によって変数の値が操作される可能性がある。例えば、要介護認定区分を決定するための健康スコアのヒストグラムが、閾値付近で非連続となっていることが指摘されている。また、学術誌に掲載された論文のp値のヒストグラムにおいて、0.05 付近で非連続性が観察される場合、いわゆるp-hackingの存在が疑われる。このような操作を検出する方法として、密度関数が閾値において連続であるかどうかを検定するアプローチが提案されている。しかし、既存手法は密度関数が滑らかであることを仮定しているため、操作が閾値近傍に限定されている場合には検出力が低下する可能性がある。本研究では、有限標本においても有効に機能する新たな検定手法を開発する。さらに、シミュレーションおよび実データ分析を通じて、提案手法が既存手法と比較して高い検出力を有することを示す。

 
 

イベント概要

題目 密度関数の連続性に対する有限標本検定
日  時

 2026年3月23日(月)11:00 - 12:00  

開催場所 東北大学大学院情報科学研究科棟2階中講義室
講 演 者 石原 卓弥 准教授(東北大学 大学院経済学研究科)
対 象 者 講演に興味のある学内外の方(研究者,学生,その他)
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