コミュニケーション心理学

人間社会情報科学専攻

コミュニケーション心理学 C16 Cognitive Psychology of Communication

  • 邑本 俊亮 教授 (Prof. Toshiaki Muramoto)
研究キーワード言語理解、文章理解、学習と記憶、授業デザイン、防災教育

言語コミュニケーションの認知過程の解明と応用

本研究室では、読む、書く、話す、聞くといった人間の言語活動について、認知心理学的な観点から基礎研究を行い、得られた成果を教育や防災などさまざまな領域における実践に応用することを目指している。

もっとも重要な基礎研究の1つは、文章理解過程の解明である。人間の文章理解は、文章と読み手の相互作用の産物である。読み手は、容量の限られた作動記憶の中で、文章に関する既有知識を活性化し、言語情報を処理しながら、明示されていない情報を推論で補い、文章全体で述べられている状況のモデルを構築する。我々が焦点を当てているのは、読み手の作動記憶容量の影響や既有知識の役割、文章理解中の推論過程、状況モデルの構造や性質の解明などである。

こうした基礎研究の成果は、さまざまなコミュニケーション場面に応用できる。たとえば教育場面においては、教師から生徒へどのように知識を伝達すれば効果的な学びに至るのかが重要なテーマとなる。我々は、学習者の認知過程に基づく効果的な教育方法の提案や実践を行っている。また、防災に関しては、新たな減災教育プログラムのデザインを試みている。