政治情報学

人間社会情報科学専攻

政治情報学 C08 Political Informatics

  • 河村 和徳 准教授 (Assoc. Prof. Kazunori Kawamura)
  • 東島 雅昌 准教授 (Assoc. Prof. Masaaki Higashijima)
研究キーワード電子民主主義、選挙、電子投票、政治信頼、情報政策、権威主義諸国、政治体制変動

公正な選挙の未来

私たちの研究課題は、先進国・開発途上国において公正な選挙がいかにして達成・維持されるのか検討することにある。特に、(1) 高度情報社会においてICTが政治・行政の現場にどのように利用され、いかにして有権者は政治情報を収集・発信するか、(2) 開発途上諸国で選挙の公正さはいかなる要因に影響されるのか、理論的・実証的に分析を進めている。方法論的には、定量分析や質的事例研究など様々な道具立てを用いる。以下は、現在取り組んでいる研究テーマの一部である。
東日本大震災と選挙環境
公営選挙を行う国では、「資格のある有権者を正確に把握し、公正かつ効率的な選挙環境の下、如何に正確な開票を行えるか」が重要となる。ところが、東日本大震災の被災地は、甚大な被害により通常の選挙管理ができる状況になかった。被災地調査の結果、クラウドを活用した有権者情報の管理やインターネットを利用した選挙キャンペーンも大事であることが分かった。情報技術の活用に積極的な韓国の事例も参考にし、被災者の選挙環境をよりよくするという視点で研究を進めている。
権威主義体制下の選挙とその政治経済的帰結
開発途上国、特に権威主義体制といわれる国において選挙・議会・政党がどのような機能を持ち、人々の政治認識やマクロ政治経済にいかなる影響を及ぼすのか、検討している。中央アジア諸国をフィールドとした実験・事例研究と国際比較の統計分析を組み合わせて実証分析をおこなう。