コミュニケーション社会学
人間社会情報科学専攻
コミュニケーション社会学 C07 Sociology of Communication
- 徳川 直人 教授 (Prof. Naohito Tokugawa)
- 岡田 彩 教授 (Prof. Aya Okada)
- ZHOU YUQIN 特任助教(研究) (Assis. Prof. Yuqin ZHOU)
- ZHANG YUXIN 特任助教(研究) (Assis. Prof. Yuxin ZHANG)
- DANSU MARGARET ADESEWA 特任助教(研究) (Assis. Prof. Margaret Adesewa DANSU )
研究キーワードコミュニケーション、相互行為、市民社会論、社会理論、フィールドワーク
理論とフィールドから読み解く「社会」
コミュニケーション社会学分野(旧・社会構造変動論分野、2025年4月に名称変更)は、社会学の観点から、市民社会領域における社会現象に迫る研究室です。日常世界の構成と人々の準拠枠、知識の社会的分布や言説世界、相互行為の形式と内容などの分析を通して、行動の変容や認識の拡大を研究しています。参与観察やインタビューなどの質的研究法を用い、対象の論理や意味に理論とフィールドワークの両面から迫る点が特徴です。
教員も院生も、それぞれが具体的な研究対象を持ち、互いに学び合う姿勢を大切にしています。技法や手順を一人歩きさせるのではなく、「対象と対話する」姿勢を重視しています。
「コミュニケーション」がメンバーの研究を結びつけるキーワードです。徳川教授は、経験と言語に関する相互行為論を基礎とした『色覚差別と語りづらさの社会学』(2016年)のあと、「語りづらさ」を食農コミュニケーションと支配的表象の問題に応用した研究にとりくんでいます。岡田教授は、寄付・ボランティアの動機やNPOの社会的な意義について、人々が用いる言葉に注目した研究を進めています。周特任助教は、日中農村社会の社会関係と営農志向、また被災地における持続可能な市民活動のフィールド調査に取り組んでいます。張特任助教は、シンボリック相互行為論を基盤としたジェンダー論の展開と、女性の経験に関する語りの研究を進めています。ダンス特任助教は、周縁化された人々が、オンラインにおけるピアサポートを通じて、いかに自らのアイデンティティや社会とのつながりを再構築しているのかを研究しています。
教員も院生も、それぞれが具体的な研究対象を持ち、互いに学び合う姿勢を大切にしています。技法や手順を一人歩きさせるのではなく、「対象と対話する」姿勢を重視しています。
「コミュニケーション」がメンバーの研究を結びつけるキーワードです。徳川教授は、経験と言語に関する相互行為論を基礎とした『色覚差別と語りづらさの社会学』(2016年)のあと、「語りづらさ」を食農コミュニケーションと支配的表象の問題に応用した研究にとりくんでいます。岡田教授は、寄付・ボランティアの動機やNPOの社会的な意義について、人々が用いる言葉に注目した研究を進めています。周特任助教は、日中農村社会の社会関係と営農志向、また被災地における持続可能な市民活動のフィールド調査に取り組んでいます。張特任助教は、シンボリック相互行為論を基盤としたジェンダー論の展開と、女性の経験に関する語りの研究を進めています。ダンス特任助教は、周縁化された人々が、オンラインにおけるピアサポートを通じて、いかに自らのアイデンティティや社会とのつながりを再構築しているのかを研究しています。
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海岸清掃にボランティアとして参加しながら参与観察
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左:徳川教授の著作、 右:岡田教授の著作(共著)