実時間計算システム論
システム情報科学専攻
実時間計算システム論 B17 Real-time Computing Systems
研究キーワードロボットビジョン,高速度カメラ,低遅延ディスプレイ,拡張現実感,リアルタイムシステム
未踏スケールデータのリアルタイムエッジコンピューティング
計算などの処理が適切な時間制約を満たして実行されることが要請されるシステムをリアルタイムシステムと呼びます.ロボティクスやヒューマンインタフェースなどのようにシステムが実世界と密に相互作用する応用分野でリアルタイム性が重要なのはもちろんのこと,世界中で大量のデータが絶え間なく生成され続ける今日では,通信帯域やストレージ容量の制限を超えないように有用な情報のみを抽出するリアルタイムエッジコンピューティングが重要となります.
本研究室では,高速リアルタイムデータ処理を基盤とした知覚情報処理全般とその応用に関する研究を行っています.処理対象としては特に動画像や3Dデータ,中でも高フレームレート動画像の利用に注力しており,ロボティクス,先端科学計測,映像メディア,ヒューマンコンピュータインタラクション,バーチャル/オーグメンテッドリアリティなどの応用分野にて以下のような課題に取り組んでいます.
・高フレームレート映像からのリアルタイム情報抽出と動的撮影制御
・能動的な光源制御を利用する高速多次元データ計測
・低遅延映像ディスプレイのためのエッジデータ処理と可視化・インタラクション応用
-
低遅延映像制御用のエッジデータ処理エンジンを内蔵するプロジェクタの実装
-
カメラとプロジェクタの位置関係に依存しない低遅延プロジェクションマッピング