第49回 情報リテラシー連続セミナー@東北大学を開催しました

〈2021.1.9〉

 第49回情報リテラシー連続セミナー@東北大学は、1月9日(土)に、日本教育工学協会(JAET)の「『教育の情報化』実践セミナー 2021 in 宮城・仙台」との併催で実施されました。新型コロナの影響から、前回に引き続き、今回のセミナーもオンライン会議システムZoomを活用しての開催となりました。

 特別講演として、ITジャーナリストの高橋暁子さんにご登壇いただきました。
題目は「ケータイ・スマホ・ソーシャルメディア利用におけるトラブルの防ぎ方」です。
高橋さんは、SNSなどのウェブサービスや、情報リテラシー教育等に精通されており、学校での講演やメディア出演を通して、子供たちのソーシャルメディア利用についての啓発活動をされていらっしゃいます。

 本セミナーでは、トラブルの背景にある子供たちのSNS利用の実態やその特徴、トラブルの防ぎ方についてご説明いただきました。現在は、ほぼ全ての小学生がインターネットを利用できる環境にあり、小学校高学年では、約8割がソーシャルメディアを利用しているとのことでした。子供たちのソーシャルメディア利用は、便利さが増す、というポジティブな側面はもちろんありますが、周りのみんながやっている環境にあり、やめたくてもやめられない、といったネガティブな側面もあるとのことでした。また、子供たちは、顔が見えないコミュニケーションでも信用してしまうことが多く、トラブルに巻き込まれたり、言葉のみでのやり取りによる行き違いが、いじめに発展してしまうこともあるとのことでした。

 高橋さんは、子供たちはソーシャルメディア利用の経験は多いものの、知識や常識、判断力やトラブル時の対策についての理解は十分でないため、保護者がソーシャルメディア利用について子供と話し合ったり必要な制限を書けたりする必要があると主張されていました。また、学校では、子供たちにソーシャルメディア利用について話合わせたり、ルールを決めさせたりすることに加えて、保護者の方々に対して啓発をしていくることが求められるとのことでした子供たち一人ひとりが、自分に合ったソーシャルメディア利用をしていけるようにするには、学校と家庭が協力しながら見守っていく必要があるのだと学びました。

 今回のセミナーでは、Zoomを用いたオンライン会議での講演とZoomの一機能であるチャットを利用したディスカッションが行われました。以前の対面でのセミナーと同様に、今回も、参加者の皆様から沢山のご質問が集まり、活発な議論が行われました。

 特別講演の後には、「企業×実践セッション」として、企業の皆様に製品やサービスについてご紹介をいただき、その活用法などについてディスカッションが行われました。「東北からの発信セッション」では、「プログラミング教育の先にあるもの」というテーマで、仙台市教育委員会・宮城県教育委員会・山形県の取り組みをご紹介いただきました.

 特別講演でご講演頂いた高橋さん、各セッションでご発表くださった皆様、この度は貴重な情報提供を、誠にありがとうございました。

(博士前期課程2年安里基子)

堀田龍也教授によるセミナー趣旨説明と講師紹介 ITジャーナリストの高橋暁子さんによる講演「ケータイ・スマホ・ソーシャルメディア利用におけるトラブルの防ぎ方」