第47回 情報リテラシー連続セミナー@東北大学を開催しました

〈2020.10.3〉

 第47回情報リテラシー連続セミナー@東北大学は、10月3日(土)に 奈良県立教育研究所 教育情報化推進部 主幹の小崎誠二先生をお迎えして実施されました。新型コロナの影響から、前回に引き続き、今回の連続セミナーもオンライン会議システムZoomを活用しての開催となりました。今回の題目は「公教育の情報化における都道府県教育委員会が果たすべき役割」です。小崎先生は、児童生徒用情報端末の県域共同調達、県域同一ドメインによるアカウント運用といった「奈良県域GIGAスクール構想」の推進の中心を担っていらっしゃいます。

 本セミナーでは、GIGAスクール構想実現に向けて、奈良県教育委員会がどのような役割を担い、小中学校の設置者である市町村の教育委員会とどのように連携・協力して公教育の情報化を進めてきたのかについてご説明いただきました。小崎先生は、県教育委員会がやるべきこととして、「先生に現状を伝えること」「人と人とをつなぐこと」「学校を自由にすること」を挙げていらっしゃいました。また、教育委員会同士が繋がって情報共有を行い、何でも言い合える関係を作ることが大切だとおっしゃっていました。自治体によって状況は異なるのが当然ですが、そのような中でも、情報端末の調達(整備)に限らず、情報教育(内容)や教員の資質向上(研修)の取組を連携・協力して進めていき、教育内容(学習活動)の充実を図っていくことが大切だとお話しくださいました。


 奈良県域GIGAスクール構想は、「多様な子どもたちを誰一人取り残すことのない公正に個別最適化された学びを持続できる学校教育の実現」に向けた取組です。小崎先生は、電気やガス、水道と同じように、ネットワークもインフラの一つであるべきだと主張されていました。堀田先生は、今はそのインフラが整備され始めたところで、今後はそのネットワークというインフラを生かして教育活動を行う必要があるとコメントされていました。一人一台情報端末が使える、クラウドが前提、といった令和時代のスタンダードの学習環境の中で、子供たちが学びを深められるように環境整備をするのは勿論のこと、教育委員会、学校現場、企業など、それぞれの立場からどのような取組ができるかを考え、実行していくことが大切だと学びました。


 今回の連続セミナーも前回同様に、Zoomを用いたオンライン会議での講演とZoomの1機能であるブレークアウトルームを駆使したディスカッションが行われました。以前の対面でのセミナーと同様に、今回も、参加者の皆様から沢山のご質問が集まり、活発な議論が行われました。


 小崎先生、この度は大変お忙しい中、貴重なお話をしてくださり本当にありがとうございました。


(博士前期課程2年安里基子)

窪俊一代表による開会挨拶 堀田龍也教授による講師紹介等 奈良県立教育研究所 小崎誠二先生による講演「公教育の情報化における都道府県教育委員会が果たすべき役割」 ブレークアウトルームによるグループディスカッションの様子