第41回 情報リテラシー連続セミナー@東北大学を開催しました

〈2019.10.7〉

 第41回情報リテラシー連続セミナー@東北大学が10月5日(土)に、戸田市教育委員会の戸ヶ﨑勤教育長をお迎えして行われました。今回の題目は「Society5.0時代に向けた戸田市の教育改革」です。

 戸田市では、「教室を科学する」というテーマのもと、エビデンスの提示や産官学民との連携の促進などが、全国に先駆けて積極的に行われています。教育改革のファーストペンギンとして知られている戸田市ですが、学力の低迷や外国人児童の増加などの様々な課題を抱えていたとのことでした。そういった課題を克服するために、(1)生徒指導と学級経営の充実(2)校長のリーダーシップと同僚性強化(3)素人の目から見えてもわかる授業改善を柱として教育改革が進められました。これまで、先生方の経験・勘・気合に頼っていた部分も、ICTや外部人材の活用等によって、科学的エビデンスに基づいて行われるようになったとのことでした。

 産官学民との連携が盛んに行われている戸田市ですが、学校と産官学民がWIN-WINの関係で結ばれた真の協働者となることを目指されています。WIN-WINの関係でなければ、効果的な教育には繋がらないとおっしゃっていました。また、産官学民との連携によって情報を外に発信することで、逆に様々な情報が集まるようになり、閉鎖的になってしまいがちな学校に外の風を入れることができるようになったとのことでした。

 教育のICT化に向けた取り組みも進められていて、学習者用PCや無線LAN、校務支援システム等のハード面はもちろん、ICTの活用のサポート体制の整備も進めていらっしゃるとのことでした。ただICT機器を導入しただけでICTの活用が進むというわけではなく、人的支援にも力を入れる必要があると教えてくださいました。

 戸田市のSociety5.0に向けた教育改革は、教育長による強い推進のもと,市が一丸となり、産学官民と連携しながら先進的に進められているものであり、戸田市の取り組みを手本としてこれから多くの自治体が教育改革を進めていくことができることを学びました。

 戸ヶ﨑教育長、この度は戸田市の先進的な教育改革について教えてくださり、また教育改革に対する熱い思いをお聞かせくださり、本当にありがとうございました。

(博士前期課程1年 安里基子)

窪俊一代表によるプログラムの紹介 堀田龍也教授による講師の紹介 戸田市教育委員会 戸ヶ﨑教育長による講演「Society5.0時代に向けた戸田市の教育改革」 会場の様子