第4回 情報リテラシー連続セミナー@東北大学を開催しました

<2015.3.19>
 第4回情報リテラシー連続セミナー@東北大学は関西大学初等部教諭・司書教諭の塩谷京子先生をお迎えして行われました。今回の題目は「情報活用スキルと学校図書館」です。

 塩谷先生は、静岡県内の公立小学校教諭を務めた後、関西大学初等部の開校に向けて設置準備室から勤務されました。現在は国語教育、図書館教育を専門とされ、思考スキルの育成を主眼としたカリキュラム開発にも取り組んでおられます。

 塩谷先生によると、情報リテラシーは学習の各場面で用いられる「情報活用スキル」の総合体であるとされます。そうした情報リテラシーは私たちが子どもの時には体験していない学びです。そのため、学校ではまだあまり教えられていない現状があるそうです。中でも「情報の整理・分析」の段階は自分の考えを作る方法を学ぶ上で重要な段階です。

 「情報の整理・分析」を自分でできるようになるために、必要な初期指導としては「つなげることの可視化」「図の使い方の理解」「心が動く(楽しい)学び」の3つの要素が重要であるそうです。まずは、物語の登場人物の関係などから始め、スモールステップを踏んでいくことで初めて「情報の整理・分析」を一人でできるようになります。
 また、それを更に発展させるためには、例えば説明的な文章の中で筆者が子供たちと同じように「情報を整理・分析」していることに気づかせるなど、自分がしていることと教材との間につながりを認めさせること、もしくは今まで当然だと思われてきた概念をくずしてあげたり、今までの知識と繋げてあげたりすることが必要になります。そして、こうした発展には教師自身のステップアップこそが重要になり、教師が子供たちとイメージし合いながら情報活用スキルをさらに発展させていくものであると仰っていました。

 ディスカッションでは、総合的な学習を経験した大学生の意見や、情報リテラシーを教えている現場の先生方の意見など様々なバックグラウンドから意見交換ができ、塩谷先生の講演を踏まえて私たち自身有益なステップアップをすることができました。

 塩谷先生ありがとうございました。

(博士課程前期1年 相沢優)

窪俊一代表によるプログラムの紹介 関西大学初等部 塩谷京子先生による講演「情報活用スキルと学校図書館」 グループディスカッション 堀田龍也教授と受講者によるディスカッション