第38回 情報リテラシー連続セミナー@東北大学を開催しました

2019.6.3
 第38回情報リテラシー連続セミナー@東北大学が61日(土)に、デジタルハリウッド大学大学院・教授の佐藤昌宏先生をお迎えして行われました。
 今回の題目は、「EdTechが変える教育の未来」です。
 佐藤先生は、デジタルハリウッド株式会社執行役員に就任し、日本初の株式会社立専門職大学院の設置を経験されています。同年、株式会社グローナビを立ち上げ、代表取締役に就任されています。現在は同大学院の教授としてEdTechの研究・実践および学生指導に当たられています。内閣官房による教育再生実行会議技術革新ワーキンググループの有識者や、経済産業省の未来の教室とEdTech研究会の座長代理なども務めていらっしゃいます。そのほかにも公立学校の学校経営への協力など、技術発展を教育に活かす分野に置いて幅広くご活躍されています。
 
 2018年に「未来投資戦略2018」で示された「EdTech」についてデジタルテクノロジーの進化・普及は教育に何をもたらすのか、私たちは何をすべきなのかお話ししてくださりました。
 「EdTech」とは、Education(教育)とTechnology(科学技術)を組み合わせた造語です。2010年頃にアメリカで生まれたとされています。日本では、文部科学省、経済産業省、総務省をあげてEdTechによる教育の変革が行われていることを紹介してくださりました。
 EdTechの例としては学校向けクラウドファンディング、学習履歴の取得による個別最適化学習の提供、VRARの利用、ブロックチェーンによるイノベーション、MOOCの活用などが挙げられました。
 佐藤先生は、これらの「Technology(科学技術)の導入により、学び方が変容していく」のだとおっしゃられていました。例えば児童生徒の学習履歴を学習者本人が確認することができれば、いつでも振り返りができ、定期的なテストの代わりになったり、学習者の特徴、速度等に応じた学習を提供することができるなど、Education(教育)に与える影響を教えてくださりました。
 この日のセミナーには90名以上の参加者がおり、質疑応答では「教員が不要になるのではないか」という声も上がりましたが、佐藤先生は「デジタルにはできないモチベーションの向上や気づきの提供等,教員の活用の場はさらに広がる」のだとお答えしていらっしゃりました。

 本セミナーを通し、より発展していくことが予想されるデジタルテクノロジーを活用することは、何より将来を生きる子供たちたちのためであり、学習が深化するだけでなく、学び方が変わることにより救われる子供たちがいるのだと学びました。

 佐藤先生、貴重なお話をありがとうございました。

(博士課程前期1年 遠藤みなみ)

堀田龍也教授によるプログラムの紹介 デジタルハリウッド大学 佐藤昌宏先生による講演「EdTechが変える教育の未来」 ディスカッションの様子 会場の様子