第27回 情報リテラシー連続セミナー@東北大学を開催しました

<2018.1.22> 
 第27回情報リテラシー連続セミナー@東北大学が120日(土)に、中部大学現代教育学部の教授である深谷圭助先生をお迎えして行われました。今回の題目は、「辞書引き学習で情報リテラシーを高める」です。

 深谷先生は、公立小学校や中学校の教員をされた後に、私学の小学校の校長等を経て、現在は大学で教鞭をとられております。同時に現在はNPO法人こども・ことば研究所の理事長もされております。さらに深谷先生は、「辞書引き学習」という指導法を行っている著名な方で、全国でセミナーを開催されるなど多方面でご活躍されております。

 「辞書引き学習」とは、知らない言葉を引くのではなく、知っている言葉を引いて付箋を貼る勉強法であり、分からないことを調べるというよりも分かっていることを明らかにするという方が子どもたちにとっては嬉しいことであり、楽しい活動になるのは間違いないということでした。また、子どもがネットに流れるのは便利だからということであるものの、便利に調べたからといってそれが記憶に残るとは限りません。そのため、ある程度負荷をかけながら記憶して学習することが必要であるそうです。

 辞書引き学習について詳しいご説明に入る前に、情報リテラシーと言語についてのお話がありました。情報には言語である「連続型テキスト」と写真等の「非連続型テキスト」があり、「非連続型テキスト」に注目が集まっているが、基本的に人々は重要なことを言語で表現しており、このことを忘れてはいけないということでした。

 辞書引き学習については、辞書を見ることによって、「この言葉、見たことある」や「この言葉、聞いたことある」と思い、それが知的な気づきや興味・関心、主体の認識に繋がり、さらに付箋をつけていくことで競争心や他者との関係性の中での主体の認識が行われると仰っていました。

 そして、講義をしていただいた後は、実際にセミナー参加者自身による小学生用の国語辞典と付箋紙を活用した演習が行われました。参加者の方々の中には、辞書は分からない言葉を引くものと考えていたが、そうではなく知っている言葉を辞書から見つける学習方法に驚いたという意見も多く、とても有意義な時間になったのではないかと思います。

 深谷先生、ありがとうございました。

(博士課程前期2年 望月翔太)

堀田龍也教授によるプログラムと講師の紹介 中部大学現代教育学部 教授 深谷圭助先生による講演「辞書引き学習で情報リテラシーを高める」 ワークショップの様子