第23回 情報リテラシー連続セミナー@東北大学を開催しました

<2017.7.31> 
 第23回情報リテラシー連続セミナー@東北大学が722日(土)に、白鵬大学客員教授であり元TBSアナウンサーである下村健一先生をお迎えして行われました。今回の題目は、「情報に踊らされないための<4つのギモンとジモン>」です。

 下村先生は、TBS報道局アナウンサー、フリーのキャスターとしてご活躍されておりました。また、2010年から2013年には内閣審議官として官邸の情報発信担当をされていらっしゃいました。近年では慶應義塾大学や関西大学、白鴎大学で教鞭をとられるなど、多方面でご活躍されていらっしゃいます。

 今回のセミナーのメインは、「情報に踊らされないための<4つのギモンとジモン>」の「4つのギモン」のほうであり、セミナーでは参加者の皆さんが小学5年生になりきって参加しました。

 まずメディアとは情報を運ぶ道具であるというお話から始まりました。メディアは、テレビや新聞、掲示板やポスターなどが挙げられます。その中でも、ここ10年でインターネットやケータイ、スマホが登場したことにより、情報の受け渡し方に大きな変化が起き始めているそうです。

 「1日でどれくらいの時間をかけているか?」という質問では、参加者の皆さんの多くは、「食事をする時間」は1時間から2時間、「道を歩く時間」も1時間から2時間、「メディアと接する時間」は3時間から4時間であり、この中で1番時間をかけているのが「メディアと接する時間」でした。しかし、下村先生によると、その3つの中で一番やり方を教わっていないのが「メディアと接する時間」であるそうです。(食事の仕方に関しては、「良くかめ」、「好き嫌いするな」、道の歩き方については、「飛び出すな」、「左右を見よ」などと、どこの学校でも教わるはずということです。)

 ではどうすればいいのかということで、
「知識がないから、私にはウソかホントか判らない」と考えるのではなく、4つのギモンを身につければ、情報が無くても踊らされないということでした。

 まず、出発点として、初めての情報に出会ったら「まだわからないよね?」とつぶやくことであり、結論を即断しないことが大切であると仰っておりました。
 
 そして、一つ目は、「事実かな、印象かな?」とつぶやくことです。事実と印象をゴッチャにして鵜呑みにしないようにすることが大切であるということでした。

 二つ目は、「他の見方もないかな?」と考えることです。受け取った情報を、一つの見方だけせずに、別の角度から見ること(立場や重心や順序を変えること)が大切であるそうです。

 三つ目は、「何がかくれているかな?」をつぶやくことです。スポットライトの中だけ見るのではなく、周囲を見ようということでした。

 そして、四つ目は、最初の一言に戻って、「まだわからないよね?」とつぶやくことであり、結論を急がず、情報を簡単に決めつけないことが大切であると仰っておりました。

 セミナーの最後は、「風評にふり回される<被害者>にならず、風評を広める<加害者>にもならず、想像力のスイッチを入れて、思い込みの小さな窓をこわして、もっと広い景色を見よう!」という言葉で締めくくられました。

 実習が多く盛り込まれており、参加者の皆様が参加しながら学んでいたことが印象的でした。

 下村先生、ありがとうございました。

(博士課程前期2年 望月翔太)

窪俊一代表によるプログラムの紹介 堀田龍也教授による講師の紹介 白鴎大学客員教授 下村健一先生の講演「情報に踊らされないための《4つのギモンとジモン》」 グループディスカッションの様子