第22回 情報リテラシー連続セミナー@東北大学を開催しました

<2017.6.1> 
 527日(土)に第22回情報リテラシー連続セミナー@東北大学が京都橘大学発達教育学部の池田修教授をお迎えして行われました。今回の題目は、「写真でテキストを読解する」です。

 池田先生は、「実技としての国語教育」を提唱し、早くから実用的で役に立つ国語教育のあり方を提唱していらっしゃいます。また、教師の仕事自体を実学的な観点から捉えた教師教育を推進されていらっしゃいます。その他にも、PISAの問題作成委員や、教養番組の監修、国語教科書の編集委員をされるなど多方面でご活躍されていらっしゃいます。

 セミナーでは、ことわざの画像化すること(ことわざを写真で表現すること)を通してことわざを理解するということを目的としてワークショップが行われました。
 今回の画像化することわざは「二階から目薬」でした。このことわざを画像化するために、実際にグループでタブレットを使って撮影し、それをセミナー参加者全員で句会形式により投票しました。その後、「二階から目薬」の定義は、本来目薬は相手の目に入らない、そのもどかしさがこのことわざの意味であることを池田先生は教えてくださいました。つまり目に入ったかということは問題ではないそうです。そして、このことを意識すると評価は多少変わるということでした。

 さらに、ご講演では「縁の下の力持ち」、「猫に小判」などのことわざに関して学生が撮った写真も紹介されました。写真を撮ることを通して学生は自然とことわざの意味を正しく覚えていくそうです。また、長期休みの課題をことわざの体験としたところ、学生は「絵に描いた餅」や「ぬかに釘」などの状態を実際にやってきて報告してくれたと嬉しそうに話してくださいました。

 そもそもこのような授業を行うようになったのは2000年の写メール登場により、画像情報が入り、児童生徒の周りでは非連続型テキスト(画像データ)が主流になり、その結果画像をどう読み取るべきかを授業で扱う必要性があると池田先生は感じたからということでした。また、画像情報を指導する必要性は画像で印象操作をするメディアが多いことからも感じるそうです。

 身近な題材を利用し、分かりやすくご講演いただきました。また、楽しく学ぶことの重要性を感じたセミナーとなりました。

 池田先生、ありがとうございました。

(博士課程前期2年 望月翔太)

窪俊一代表によるプログラムの紹介 堀田龍也教授による講師の紹介 京都橘大学発達教育学部 池田修先生の講演「写真でテキストを読解する」 ワークショップの様子