第18回 情報リテラシー連続セミナー@東北大学を開催しました

<2016.12.13>
 第18回情報リテラシー連続セミナー@東北大学が12月3日(土)に、岐阜聖徳学園大学教育学部の玉置崇教授をお迎えして行われました。今回の題目は、「学校の情報化のコツは何か」です。

 玉置先生は、中学校の教頭、校長等を経て、現在は、教員就職率トップクラスの80%を誇る岐阜聖徳学園大学で教授をされております。また、文部科学省の「教育の情報化に関する手引」作成等にも参画されていて、学級経営や仕事術などの著書も多数あり、さらには落語活動もされているなど、あらゆる分野で幅広くご活躍されております。

 今回のご講演は、「やってみなはれ。やらなわからしまへんで。」という信念を持ち、これまでそのような生き方をしてきたというお話から始まりました。

 玉置先生が校長を務められていた時、「あいさつカード」を導入され、あいさつをした生徒にカードを渡すそうで、この活動のお陰で、あいさつが増えたことはもちろん、不思議と部活動の優勝が増えたそうです。

 その後、本題に移り、学校の情報化のコツは「見える化と価値付け」というお話をしてくださいました。そして、「見える化と価値付け」の話を3つの観点から、ご講演いただきました。
1. 学校ウェブサイト
2. 校務支援システム
3. 指導者用デジタル教科書活用

 学校ウェブサイトについては、毎日更新しており、ウェブサイトでは、子どもたちの学びの姿を見えるようにし、教師の方々の頑張りや地域の方の登場、あるいは校長や学校の考え、悪いことや保護者の考えまでも見える化しアップすることで、学校について理解してもらうことができ、ウェブサイトが価値付けすることに非常に便利だと考えているそうです。

 校務支援システムについては、例えば職員会議はペーパーレスであり、会議室機能利用というシステムを使い、提案文書を貼り付け、いつでも引き出せるようにしているそうです。また、保護者の方から、「全職員で子どもを育てる学校ということがどこを見たら、分かりますか?」という質問をいただいたことから、グループウェアを利用して生徒の良さを記録し発信する「いいとこ見つけ」というシステムを利用しているということでした。そして、「いいとこ見つけ」は、通知表で保護者に伝え、そこから多くの教師が子どもを見ていてくれるという保護者の学校への信頼感が増すことに繋っているそうです。保護者だけでなく、教師間で情報を共有することで、生徒にきめ細やかな指導ができるということでした。また、通知表に関しては20ページにも及び、通知表に関してはニュースでも取り上げられたと仰っておりました。

 最後に、指導者用デジタル教科書活用については、小学校と中学校の算数の教科書の事例を用いて、隠すと子どもは語る、動くと話し出す、動くと考える、と説明してくださいました。また、タブレット端末を一人一台持つことで、主体的、対話的で深い学びが生まれるため使っていきたいと最近は特に考えていると仰っておりました。

 経験をもとにした大変熱の入ったご講演で、多くの方々が熱心に耳を傾けていることが印象的でした。

 玉置先生、ありがとうございました。


(博士課程前期1年 望月翔太)

窪俊一代表によるプログラムの紹介 堀田龍也教授による講師の紹介 岐阜聖徳学園大学教育学部 教授 玉置崇先生の講演「学校の情報化のコツは何か」 グループディスカッションの様子