第14回 情報リテラシー連続セミナー@東北大学を開催しました

<2016.6.1>
  第14回情報リテラシー連続セミナー@東北大学は、日本マイクロソフト株式会社業務執行役員シニアディレクターの中川哲さんをお迎えして、5月28日(土)に開催されました。今回の題目は、「情報社会のこれからの進展と社会や生活の変化」です。

 中川さんは、1997年に日本マイクロソフト株式会社に入社され、現在は業務執行役員シニアディレクターとして、Windowsの製品責任者を務められていらっしゃいます。
また、中教審や文部科学省の様々な委員を歴任されていらっしゃいます。


 セミナーの前半では、「これからの社会とコンピュータの関わり」という観点から、ご講演頂きました。
クラウドに関しては、今のクラウドのデータの90%が最近2年以内に発生したデータであり、急速に指数関数的にデータが増大しているということ、また、2020年の段階の予測として、センサーが自動的にデータを吐く割合が40%であるということでした。

 次に、社会とITの関わりについて説明して頂きました。
その例として挙げられたのが、農業での事例です。
ドローンで農地を撮影し、葉っぱの色の違いを比較して、害虫被害にあっていないかを判定し、害虫被害にあっている箇所にだけドローンを飛ばし、農薬を局地散布するというIT活用方法があるということで、ITと関係がない産業はないということを学ぶことができました。

 また、コンピュータサイエンスやプログラミングについても言及されており、日本はもっとコンピュータサイエンスの学位を持った学生をもっと輩出すべきという考え、また、プログラミングによって自分で面白いものを作れると思ってもらいたいという考えから、日本マイクロソフト株式会社としては、小学校でプログラミング教育実践事業を行っているそうです。


 セミナーの後半では、「社会で求められる力」という観点から、お話をしていただきました。
求められる力は、情報を消費(だけ)する力ではなく、考える力や生み出す力であり、また、頼まれたこと(だけ)を行う力ではなく、ルールを理解しHackする力であると仰っていました。


 また、21世紀型スキルについては、21世紀のみならず、これから必要になってくる「不朽スキル」であり、そのスキルとは、議論しあう力、協力しあう力、批判的思考、創造性、好奇心だけでなく、コンピューテーショナルシンキングが重要であるとのことでした。


 ITの世界がどんどん進展化していく中で私達は今後どう付き合っていくべきか、また子ども達をどう育んでいくかということを学ぶことができました。


 中川さん、ありがとうございました。




(博士課程前期1年 望月翔太)

窪俊一代表によるプログラムの紹介 堀田龍也教授による講師の紹介 日本マイクロソフト株式会社 中川哲氏の講演「情報社会のこれからの進展と社会や生活の変化」 グループディスカッションの様子