第1回 情報リテラシー連続セミナー@東北大学を開催しました

<2014.11.1>
 11月1日(土)東北大学片平キャンパスにて、情報リテラシー連続セミナー@東北大学「情報リテラシー教育のこれからを考える」が行われました。第1回目の今回は、本セミナーを主催する東北大学大学院情報科学研究科の堀田龍也教授に「我が国における情報リテラシー教育の動向」という題でご講演頂きました。

 今回の講演では、主に「ICTを活用した教育の実践事例」や「情報を教科としてどう位置づけるか」また「メディアリテラシー教育の今後」について具体的な事例や実践を交えてお話頂きました。学校でのICTの活用としては、ICTでしかできないことをやろうとするのではなく、まずは紙でもできることにICTを使ってみて、それからICTの更に便利な使い方を考えていくことが重要である、ということでした。
 また、情報活用能力の育成が重視される背景を踏まえて、日本での情報教育の取り組みがどのように行われているのかを説明頂きました。情報活用能力はこれまでは各教科の中でそれぞれの教科に合わせた形で教えられてきました。しかし、これから問題になるのはどうやって情報リテラシーのようなジェネラルな能力を教科横断的に教えていくかということである、ということでした。ここでは「情報」を教科として研究している研究開発学校の福岡教育大学附属久留米小学校の事例を紹介して頂きましたが、「方法知」としての情報の学び方を教える事が情報に関するモラルの学びにまで繋がっていくということが非常に印象的でした。
 そして最後には、「情報リテラシーとは何であるべきか」「学校段階ごとにどこまで身につけるべきか」「そのために教員、教員支援者は何をすればよいか」という3つの問いが提示され、グループでディスカッションが行われました。非常に大きなテーマなだけに、会場の議論も多岐に渡り、参加された方々にはそれぞれにとって得る物の多い議論になったのではないかと思います。

(博士課程前期1年 相沢優)

代表 窪俊一准教授によるプログラムの紹介 堀田龍也教授による講演「我が国における情報リテラシー教育の動向」 グループディスカッションの様子