融合流体情報学

システム情報科学専攻

融合流体情報学 B14 Integrated Fluid Informatics

  • 石本 淳 教授 (Prof. Jun Ishimoto)      
  • 大島 逸平 助教 (Assis. Prof. Ippei Oshima)    
研究キーワード混相流、水素エネルギー、噴霧微粒化

マルチスケール異分野融合型混相流動エネルギーシステムの創成

 本研究分野では、超並列分散型コンピューティングと先端的光学計測の革新的融合研究に基づくマルチスケール先端混相流体解析手法の開発・体系化を目指している。さらに、高密度水素に代表されるマルチスケール異分野融合型エネルギーに直結した新しい混相流体システムとそれに伴うリスク科学の創成を目的とした基盤研究を推進している。

 特に、サブミクロン・ナノオーダ極低温微細粒子の有する高機能性に着目し、ヘリウムを使用しない新型の一成分ラバルノズル方式によって生成される超音速極低温微細粒子噴霧の活用による環境調和型ナノクリーニング技術の創成、ならびに太陽電池・タッチパネル用ITO 膜(酸化インジウムスズ)のはく離技術に関し、異分野融合型の研究開発を行っている。

 さらに,統合型混相流動科学的アプローチの一環として,新移動体燃料噴霧・微粒化、レーザー溶接AI解析,相変化接合プロセスに関する研究を行っている。自然災害リスク科学における混相流体力学的アプローチとして、漂流物・震災がれきが混入した津波ダメージや衝撃力、また、メガフロートを用いた沖合津波の波高軽減効果を評価するFSIスーパーコンピューティング(模擬実験)技術を開発している。