第20回 情報リテラシー連続セミナー@東北大学を開催しました

<2017.3.13>
 第20回情報リテラシー連続セミナー@東北大学が3月11日(土)に、筑波大学附属小学校の盛山隆雄先生をお迎えして行われました。今回の題目は、「プログラミング的思考を育てる算数授業」です。
 盛山先生は、勤務校での多数の授業公開のほか、全国での模擬授業や講演などで、算数の授業づくりの模範を示しており、また、教科書や教育雑誌の編集にも携わっていらっしゃいます。

 今回は、セミナーに先立ちまして、6年前の東日本大震災で御逝去された方々を悼んで黙祷が行われました。

 盛山先生のお話は、プログラミング的思考の定義から始まり、算数の授業でプログラミング的思考を意識した授業の実践の紹介へと移っていきました。今回紹介してくださったたくさんの実践のうち、6年生の文字式の授業では、授業中にグループ単位で分担してデータを収集して、何かの決まりや法則を発見させるということを体得させることをねらいとして行っているそうです。実際にこの時、子どもたちは、自ら事例を集めて、きまりを見つけ、問題解決に生かそうとしており、このような考え方は、「帰納的」な考え方であるということでした。一方、日頃から、なぜ?という問いが子どもから出てきて、なぜ?を考えることが「演繹的」な考え方であるということであり、前にやった似たような問題と同じように考えてみようとするような思考が、「類推的」な考え方であるということでした。
 次に、情報と算数が関係する資料の整理の導入授業を事例として、批判的に考察することや日常の事象に戻して考えることの重要性を教えて下さいました。また、ここでは盛山先生の授業は答えを閉じないようにしていることを意識していると仰っておりました。そして、一本道ではなく複数の道で一つの物事を理解できるような力を育成する問題を考えているそうです。

 参加型授業で、セミナー参加者の方々が楽しみながら学んでいたことが印象的でした。

 盛山先生、ありがとうございました。

(博士課程前期1年 望月翔太)

窪俊一代表によるプログラムの紹介 平成28年度セミナー皆勤賞の表彰の様子 堀田龍也教授によるセミナーの説明 筑波大学附属小学校 盛山隆雄先生の講演「必要な情報を見抜いて問題解決する算数の授業づくり」 グループディスカッションの様子